エレファント

tagosaku2005-06-10



 2003年アメリカ映画。米コロンバイン高校の銃撃事件を題材にして、ガス・ヴァン・サント監督がカンヌ国際映画祭パルムドールと監督賞を受賞したセンセーショナルな一作。事件の当日、生と死の運命を分けることになる高校生たちの日常を追いかけながら、加害者2人が犯行に至るまでのドラマが進行していく。
 ドキュメンタリーとも言えるのかな。同じ米コロンバイン高校を題材とした映画では、マイケル・ムーア監督の「ボウリング〜」が有名ですが、あちらは客観的な事実により事件を探っていく映画でしたが、こちらは若者達の目線で見た作品です。背後から撮ったカットが印象的。ザッピングの演出も面白いです。監督インタビューを見ると、どうやらセリフは俳優達に任せてたみたい。好きです。