アメリカの夜

tagosaku2004-07-16



 1973年フランスイタリア映画。フェラン監督がハリウッドからジュリー・ベイカーを主演女優に招き、ニースの撮影所で新作映画『パメラを紹介します』を撮影している。しかし、停電で現像前のフィルムが駄目になったり、芝居がうまくできずに酒浸りになる脇役がいたかと思うと、仕事そっちのけで女ばかり追いかけ回す男優がいたり、スタントマンとスクリプターが駆け落ちしたりと、なかなか撮影ははかどらない…。
 いわゆるドキュメンタリーという形を取った作品は数多くあれど、ここまで面白いものはありません。映画の裏側に焦点を集めた映画ですが、邦題のタイトルに『映画に愛をこめて』と付いてるのも頷けます、映画撮影の面白さ、またその苦労も描いています。だぁあ、トリュフォー作品はこんなにも面白いのに、何故近所のTSUTAYAはあんまりおいてないんだよう。畜生め。大好き。