バティニョールおじさん

tagosaku2004-07-04



 2002年フランス映画。ナチス占領下のフランスを舞台に、ユダヤ人の子供との交流を通し、周囲に流されることなく自分の尊厳を守り抜こうとする主人公の姿を時に可笑しく、感動的に描いた秀作。
 戦時中の感動作というと、必ずといっていいほど引き合いに出される「ライフ・イズ〜」ですが、それとスタンスは近い作品です。バティニョールおじさんの人間臭さとナチスの対比がユーモラスさを引き立てるのでしょうか、扱ってる題材のわりに軽いタッチに仕上がっております。ラストは結局ハッピーエンドなので若干沸点は低いのですが、良作だと思いました。好き。