白夜

tagosaku2004-03-04



 1957年イタリア-フランス合作。ロシアの文豪ドストエフスキーの短編小説をイタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化。イタリアの港町リヴォルノの小さな橋で青年マリオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、1年前に去った男(ジャン・マレー)を待ち続けるナターリア(マリア・シェル)と知り合い、彼女の恋物語に耳を傾けていくうちに、やがて心引かれていく…。 ヴィスコンティ
 すべてスタジオで撮影されており、なんだか舞台的な印象を受ける。物語は三日間という短い時間だけど、二人の過ごした時間は濃密でとても長いものだったのかしら。ラストシーンは単語の意味とは違えども確かにタイトルどおり白夜。男にとってはただただ淋しい映画です。好きかも。