筒井康隆「串刺し教授」


 崖から転落して鉄柵の尖端に串刺しにされた大学教授を目撃したガゾリン・スタンドのサーヴィスマンが最初にしたことは?写真週刊誌時代の未来を予見した作品として「東海道戦争」と並ぶ表題作。
 SFっぽい短編だったり、意味を成さない文字の羅列だったりと様々な作品を含んだ短編集。『言葉と<ずれ>』と『シナリオ・時をかける少女』が面白かったような印象。トリビアにも出始めた筒井氏の作品はとりあえず手元にあるのはここまで。後ほど他の有名作品も読んでみたいと思う。好きかも。