アマデウス

tagosaku2003-10-27



1984アメリカ作品。1825年、オーストリアのウィーンで、1人の老人が自殺を図った。彼の名はアントニオ・サリエリ。かつて宮廷にその名をはせた音楽家である。そのサリエリが、天才モーツァルトとの出会いと、恐るべき陰謀を告白する。「モーツァルトは殺されたのでは…」。「カッコーの巣の上で」の監督、ミロス・フォアマン繋がりで。
 モーツァルトの才能を妬むサリエリの苦悩に共感を覚える。才能の無い凡人である自分にとって、創造性溢れる友人その他の姿というのは嫉妬の感情のみしか働かない。映像に関しては、当時の雰囲気を完全に再現している雰囲気に圧倒されるほどの豪華絢爛さ。惜しむらくは俺自身がモーツァルトの曲を全くもって知らないということ。こういうときにクラシックの素養が無い事に悔しさを覚える。160分の映画なのに、久々に集中して観れた良作品。好きかも。