サイン

　「シックス・センス」「アンブレイカブル」のＭ・ナイト・シャマラン監督の2002年アメリカ作品。妻の死のあと、信仰を捨てた元神父。そんなある日、彼のトウモロコシ畑に巨大なミステリーサークルが出現する。悪戯か？本物か？一家に不穏な予感が広がる中、彼が住む町にも、ブラウン管の向こうにも次々と異常な事態が起こり始める。引用しまくり。
　まぁ前作前々作との比較はよろしくないことは分かっているが、あえて比較するならば、この監督さんの作品は追うごとにどんどん酷くなっているような気がした。ご都合主義は「シックス・センス」で十二分に見てきたのでさほど違和感を感じないのだけれど、流石に今回は驚くようなストーリーも場面もなく、宇宙人というマクロな存在と家族というミクロな存在の対比が少々滑稽に見えたくらい。「シックス・センス」のときに受けた意外性をあまりにも求めすぎてたのかもしれないね。この映画のＣＭに出て絶賛していた観客は本気でこの作品を面白いと思ったのかしら？好きではない。