七瀬三部作2作目。生まれながらのテレパスの七瀬が旅に出る。その間に様々な超能力の持ち主とめぐり合った七瀬は彼等とともに彼らを抹殺しようとする組織と闘う。友人からの借り物。
前作では人間の闇の部分を浮き彫りにし、今作ではその七瀬たちの闇の部分を浮き彫りにといった印象。まぁ流石に自分は能力者なるものではないのでその考えるところはよくわからない(と言っておく)が、その能力を持ってしまったことへの葛藤が非常に巧みに描かれていたなぁという印象。前作から美少女へ成長した七瀬の活躍する姿も面白い。好き。
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