裏窓

　1954年アメリカ作品。足を骨折し目下のところ車椅子生活を強いられているカメラマンのジェフ（ジェームズ・スチュアート）は、退屈しのぎにアパートの窓から望遠カメラでのぞき見をしていたために、いつしか殺人事件に巻き込まれてしまう。
　もう何だかヒッチコックフェアみたいになりつつありますね。ジェフののぞく窓というミニマルな設定から殺人事件に発展て！ と誰もがウソーンと思うようなお話も、ヒッチコックにかかればあれま驚き、しっかりと事件として成立するのです。ちょっとした会話の中にもユーモアさがあり、脚本も憎いです。オチもしっかりと決まって、ああ楽しかったと思える作品でしょう。半世紀前の作品で、ですよ。好き。