オール・ザット・ジャズ

tagosaku2004-09-15



 1979年アメリカ映画。ブロードウェイ・ミュージカルのベテラン振り付け兼演出家(ロイ・シャイダー)の生きざまを主軸に、ショービジネス界に生きる人々の姿を描いたヒューマンドラマの傑作。
 完全に「シカゴ」の影響です。ボブ・フォッシー監督の自伝的作品。ミュージカル映画という意識よりも、フェリーニ監督の影響か、シーン一つ一つには幻想的な雰囲気を感じます。途中にたびたび挿入される白装束との俯瞰のシーンは、映画が半分過ぎた頃やっと天使との会話であることを理解する。あれま、理解力のないこと。心に残るは「show time」のセリフ。人生なんて、そう、ショウですもんね。好きかも。