トリコロール/青の愛

　1993年フランス映画。自分が運転中のクルマで道路脇の樹木に衝突し、夫と娘を失ったジュリー（ジュリエット・ビノシュ）。夫がヨーロッパ統合を称え作曲中だったシンフォニーを捨て去ろうとする。さながら城の様な自宅を去りアパートに住む失意のジュリーだが、夫に愛人がいたことをつきとめる。キェシロフスキ三部作一個め。
　以前見た、政治色の強いキェシロフスキ作品とは異なり、TSUTAYAのジャンル別作品の棚でも、ほとんど見ることのない「ラブストーリー」の棚にあるため、今まで発見できずじまいでした。さて、そんな個人的なストーリーはおいといて、感想をば。さまぁ〜ず三村的に言うなれば、「青っ！」といったところでしょうか、タイトルにもあるように青の映像がキレイです。カナシミブルーからの脱出→新しい青い空のブルーへ。前向きなラストでよかった。好きかも。