舞城王太郎「阿修羅ガール」

tagosaku2004-06-18



 やべー泣きそうだ。泣きかけだ。半泣きだ。ううう、目が熱い−。恋するアイコがガーリッシュに悩んでる間にも世界は大混乱! 殺人鬼はグルグルだし、子供は街で大爆発。魔界天界巻き込んで繰り広げられる物語。
 つーかなど崩れた口語体の文体が暴れまわる、時代性をよく反映したエンタメ小説。出てくる単語もネットの掲示板だとか、あややとか(特に目に付いた単語をピックアップしました)、21世紀に書かれた小説というのが一目でわかります。舞城王太郎は初めて読んだけど、いつもこんなんなのかしら。30過ぎでこれはおっけぇなの?作中に登場する「ビッグリボウスキ」はまだ観てないんでイメージがわかないのだよ。好きでも嫌いでもない。