西尾維新「クビシメロマンチスト」

tagosaku2004-04-03



 鴉(からす)の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から2週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣いいーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく―。そして待ち受ける急転直下の衝撃。1つの世界が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作!
 新青春エンタ二作目。ミステリ的には完全にダイイング・メッセージに振り回された感があったので、畜生めとか思ったけれど、お話自体は面白い。”ぼく”の口から語られる人生論みたいなものが現代っ子っぽいですね。後の作品に向けての伏線が色々と出てきた感じ。全体的には。<<モーニング娘。さん目の前に登場! でもチャーミーさん抜き!>>みたいなっ、程度な評価で。好き。