カッコーの巣の上で

tagosaku2003-10-21


 1975年アメリカ作品。刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を装ってオレゴン州立精神病院に入ったマクマーフィは、そこで行われている管理体制に反発を感じる。彼は絶対権力を誇る婦長ラチェッドと対立しながら、入院患者たちの中に生きる気力を与えていくが……。
 「17歳のカルテ」や「レナードの朝」のような精神病院物の雛型のような作品。主人公のマクマーフィがその破天荒な振る舞いで、何もせずに入退院を繰り替えすだけの入院患者達を人間らしくさせていくところに、「やるんだよ!」の精神を感じた。ジャック・ニコルソンの演技もさながらに精神病患者の演技はホンモノのそれ。演者です。好きかも。