中国女

tagosaku2003-09-24



 1967年フランス映画。さまざまな階層・立場の青年たちが夏休み、合宿のような生活を送りながら左翼思想ストーミングを行い、やがてそれを行動に移すべく、現実社会での破壊工作を計画してゆく様を劇中劇やインタビューのような実社会とどこか隔絶された雰囲気の設定で描く。今更ながらにゴダール
 どうやら難解と言われる映画らしいけれど、ストーリー自体はそれほど難しくはなく、おそらく難解と言われる所以は毛沢東主義マルクス主義などの政治的思想を中心に話が進むからであろう。自分が67年当時に大学生をやっていたなら何かしらの影響を受けただろうが、まぁこればっかりは仕方が無い。そんな内容でもやっぱり映像と音は流石。ヴィヴィッドな赤赤赤!劇中で歌われるマオマオマオ!映画こそ成せる表現。好きかも。