大脱走

　1963年アメリカ作品。スティーブ・マックイーン主演。
　とにかくスティーブ・マックイーンの演技する姿がカッコイイにつきる。ボールを壁当てするマック（あえてマックと呼ぶ）、バイクでスタントをこなすマック、どれもこれもカッコイイ。もちろんタイトルでもあるメインの脱走シーンももうハラハラドキドキ。ドイツ兵が50人を射殺するシーンなどはまさに当時のドイツの象徴のようなシーン。戦争の恐ろしさを感じた。脱走後も個々の人間にスポットライトを当てて成功と失敗を描くことで、決してハッピーエンドで終わらないんだよといったところも今のアメリカ映画とは異なっていてよかった。まぁちょっと長かった（160分くらい）けど好き。