伊坂幸太郎 「陽気なギャングの日常と襲撃」

tagosaku2006-06-20



 人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…(amazonより)。
 続編。前作同様、出演キャラの絶妙な掛け合いが映画を見ているようで。短編を集めたもので最後の短編に収束、という演出も、いつもながらやっぱり面白い。響野の演説が少なめでちょっと残念だったかな。エンターテイメント小説としては最高級です。ごちそうさまでした。サイン入り。大好き。