バタフライ・エフェクト

tagosaku2006-06-01



 2003年アメリカ映画。幼い頃から度々記憶を失っていたエヴァンは、治療のため日記をつけ始める。13歳の頃、エヴァンは幼なじみのケイリーたちと悪戯をして大事故をひき起こすが、その瞬間も彼の記憶は空白だった。やがてエヴァンは引っ越すことになり、虐待傾向のある父と乱暴な兄トミーと暮らすケイリーに、「迎えにくる」と伝え残す。時が経ち、大学生となったエヴァンは、記憶を失うこともなくなっていた。しかし、昔の日記を見つけた時から、エヴァンの意識に変化が起きる(goo映画より)。
 記憶を遡っての物語。見ていて思い出したのは「メメント」「タイムリープ」、もしくは「ifもしも」。時間移動物はいわゆるSFチックになりがちですが、そこにラブストーリーとサスペンスの要素を加えて、アメリカ社会の縮図も入れました、みたいなお話ですが、そこがごった煮に終わってないのは、その”記憶”による時間移動を軸にした脚本がしっかりしてるからじゃないかしら。ラストにピースがカチっとはまると、納得の結末ですっきり。ディレクターズカット版は未見。どうやらそっちも面白いらしい。見ようかしら。面白い。大好きです。