イブラヒムおじさんとコーランの花たち

tagosaku2005-10-28



 2003年フランス映画。1960年代のパリ。母親が兄を連れて家出し、父親とふたり暮らしの13才のモモは、食料品店を営むイブラヒムおじさんと知り合いになる。父はモモと兄を比べては小言ばかりだったが、イブラヒムおじさんは本当の孫のように可愛がってくれた。そんなおじさんが大好きになったモモ。そんなとき、父が置き手紙を残し、モモを棄てて家を出ていってしまい、彼は深く傷つく。
 ユダヤイスラムの物語。おじいさんと少年(もしくは少女)、この二つが絡む作品に悪いものがあった試しがないような気がしますが、当作品もそれに違わず良質な作品でした。映像がそのまま60年代初期のもの!って感じでとっても雰囲気出ています。当時流行っていたらしいアメリカンポップスもBGMとしてそこに上手に味付け。好きです。