奇跡の海

　1996年デンマーク映画。子どものような純粋な心で神と対話することができるベス。海底油田採掘場で働くヤンと結婚し、幸福な生活を送っていた。だが、ある日、油田の爆発事故でヤンが全身麻痺になり、ヤンはベスに愛人をつくるよう強要し始めるが…。
　ねじれ曲がった愛の形も美しい。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」と同じ監督さん。ということには作品を見終わった後に気が付きました。だから手ブレカメラと（作中に気になってた）。作品自体は周りの友人が好まないヨーロッパ系の淡々と話が進んでいくタイプ。「ダンサー〜」と同様なタイプです。紹介文には「ピアノ・レッスン」「ベティ・ブルー」の名前があり、確かにセックスシーンが強調されていてそれが印象に残るのは否めないかも。話が小説のように１章２章と進行するのは興味深いかな。そこに使われる音楽の選択はあってるのか微妙だけれど（Elton JohnはまだしもDeep Purple「Child in Time」て）。好きかも。