1963年アメリカ映画。ある日、何の理由もなしに、鳥たちが人間を襲い始めた……。たった一つのシチュエーションをもとにあらゆる恐怖を引き出した、ヒッチコックのサスペンス・ドラマの傑作。
 超怖い。恐ろしいと言ってもいいくらい。人間を襲ってくる鳥なんてカラス程度のものでしょて思ってはいたけれど、嗚呼、あんなにも可愛いスズメさんやカモメさんまで! 映像に関して言えば、ほら半世紀も前の作品だから粗が目立つのかもしれないけれど、その恐ろしさは変わりません。死体を見たときに「アーッ!アーッ!」って声なき声を叫んでしまったのは言うまでもない。好きかも。けど、ホラーはもう見ない。