トリコロール/白の愛

tagosaku2004-09-22



 1994年フランス映画。パリで美容院を経営するポーランド人のカルロは、性的不能に陥り妻ドミニクに離婚を言い渡される。トランクひとつで町を彷徨う彼に、同郷のミコワイの協力を得て、故郷ポーランドに戻ることが出来る。妻への思いを捨てきれない彼はある作戦を図る。キェシロフスキ三部作二個目。
 一作目のシリアスさに比べ、なんとも情けなさを感じさせる主人公ということで、何とはなしにコミカルな作品かも。テーマである”平等”というのは、イントロの裁判所のシーンに現れているのかしら。こちらの作品では、愛とは歪んだものとして描かれております。ラストはサスペンス映画のそれのよう。面白いです。大好き。