キッドとのらくら

tagosaku2003-06-05



 チャップリンの二本立て。

 「キッド」
 街の浮浪者のチャップリンが捨てられた子供を拾って・・・というお話。
 やっぱり後期の作品と比べたら喜劇色が強く微笑みながら見れる作品。けれど、それは悲しみとの対比による笑いのためか、100%の喜劇ではないようなところもある(まぁそれはチャップリン作品は全体的にそのような傾向が強いような気もするけど)。それでも最後は感動させるラストになっていて「一粒の涙」を呼ぶ作品。街の灯が人間愛だったらこの作品は親子愛といったところか。好き。

 「のらくら」
 浮浪者が仮装パーティに紛れ込み夫に勘違いされ・・・というお話。
 ゴルフにしろパーティにしろ、上流階級の強烈な批判を含んだコントの原点のような作品。ゴルフシーンで玉を何個を吐き出すシーンは竜ちゃんが溺れて水を噴出すところを思い出した。「喜劇」「コント」のあるべき形。大好き。