殺人狂時代

 チャップリン作品集vol7。
 他の作品とは全く異なって喜劇っぽい部分がほぼ無く、らしいコントといえば船上でのやりとりくらい。だからといって駄作かというと全く逆の大傑作。この一本前の作品「独裁者」においてもその戦争に対する批判的な精神は凄かったけれど、この作品はより大きな社会というものに対する批判的な精神が強い。ストーリーはもちろんのこと、ラストの名台詞は特にその精神が如実に現れてるかと。大好き。